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ほとんど資料というか予備知識がなくて、それでも行きたかったのが、神戸の「bb9(ベベック)」。
大好きな中華「わさ」の山下シェフが、毎月、そのためだけに日帰りで通い、手放しで絶賛するお店、それが「bb9」だった。 「薪」を使うのが、最大の特徴だという。 「薪?まきって…??バーベキューとか、キャンプとかに使うやつ??」とピンとこなかった。 個人的に、”天才”と思ってる料理人の一人である山下シェフがそこまで言うんだから間違いないだろう、と予約をしたのだけれど。 元町の商店街のはずれにそこはあった。控えめの看板。 入店すると、ゆったりした店内で、好感を覚えた。 メニューは、コース。 アルコールがあったほうが楽しめる、と山下さんから言われていたので、完全にアレルギーのカミさんではなく、週刊誌記者時代の仕事で鍛えて、ほんのすこーし、無理すればほんのちょっぴり飲める、という自分が、ちょっぴり白ワインを頼んだ。 そこからこんなことになるとは… まずは、 「自家製バター」というメニュー。 バケットの上にたっぷり厚いバターと塩が乗っている。 本当にこちらところでお造りになているバターで、燻製の香りがしっかりついていてむちゃくちゃ美味い。あんな塊のようなバターが、すうっと食べられた! これがまた実に、白ワインに合って…はじめての経験。 バスク地方の白ワインだという。 それから、 「天草の生ウニと高知のトマト」 これらを薪で焼いて、お寿司のように箸で一口で食べる。 この生ウニの芳醇さと焼きトマトのバランスのよさ、深さはなんだろう…唸る。 ひとしずくの白ワインがまた合う。 「和歌山ケンケンかつお」 これがまたすごいかった。 半生ということではなく、全体に火が通ってして暖かいのに、ジューシーで。 塩加減とほんの少しの酢加減が実に絶妙で。ちょっとこんなカツオたべことなかったので、感動した。 そして 「宮津のトリ貝」。 トリ貝をわざとキモ付きで焼いてだされた逸品。 スッとナイフが通る貝の身の食感。肝をソースのように扱う繊細さ。 ほんのすこーしある苦みを甘みが包むキモの芳醇さ。 戦慄した。 「ロワール地方のホワイトアスパラ」 上にパンジーの花弁をあしらった品。ほんの少しのチーズと塩の味付けがとても上質な味わいになる。 「岐阜の稚鮎」 これがもう素晴らしく。しっかり焼いている姿なのに、焦げもなく、表面はカリカリというより薄い皮のようで、その下の身がふわっふわ。ふかふかすぎてびっくりした。鮎のワタのにがみが甘みさえ感じ、これがまた白と合ったのだ! ひたすら驚く。 「季節の野菜」 山菜を含め、様々な野菜が焼かれたかたちで出されるのだが、これがまた甘くて、美味しくて…。水分を保つしっとり具合が素晴らしく、タマネギの甘さといったら!…。もう、驚きが止まらない。 ここで驚くべきことに、ほんのすこーしだけど、赤のグラスワインを頼むことに。肉に絶対合うだろうと、酔うのもかまわず、お願いする。 「ドライエージングの熟成肉」 骨付きのまま40日熟成させた熟成肉。綺麗な三層に焼けて、それぞれの層の味が実によかった。もちろん、赤に合って、興奮する。 デザート「バナナ」 いうなれば、チョコバナナ。焼いたバナナをジェラートに。 砂糖も使ってないのになんという上質な甘さだろうか。 「食べてからのお楽しみのアイス」 目が思いっきり開いた! どんな驚きがあるのか、実際に食べてみてほしいと思います。 ここでソムリエさんから、「薪焼き」を詳しく解説される。 もう、なんかすごい世界で、説明をきいても、よくわからないけど、すごい、ということはわかった。 「おそるべき薪の世界」というべきか。 ただ、それだけじゃない。「薪」だけじゃない。 焼き加減と味、特に塩のバランス。これだけは、もう「才能」としか言いようがなく。ただ、ひたすら感動した。 そして、値段をみて、またびっくり。なんという「お値打ち」感だろう。 最後にあまりに興奮したので、シェフに挨拶させてもらった。 最大の讃辞を込めて。 その後、ホテルに帰り、興奮を鎮めるために、BARでコーヒーを飲んで休憩。 「わさ」の山下シェフにお礼のメッセージを入れたら、速攻で連絡が. どれだけ「bb9」がヤバいか、語り合う。 そう。あんなすごい店なのに、GWといえ、席に少し余裕があるという。 これは、もう、行ってみて、体験してもらうしかないのだけれど。 これを読んで、機会がある人は行ってみるといい。 必ず、感動すること、間違いなし、なので。
by TOMOiwsk
| 2016-05-01 22:21
| 美味なる時間
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