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三連休の中日、前日にふと思い立ち、
1000%ダメモトで予約電話をしたら、なんと奇跡的にリザーブできた。 それが今夜のエクイリブリオ。 昨年のオープンから1年経ち、評判はうなぎのぼり。 東京最高のレストランのひとつとは思っていたが、 今夜は特に、 気まぐれなレストランの神様が、うっかり微笑んでしまったような、そんな夜だった。 ちょっと早めに到着して席につく。 まず、一皿目。 スペシャリテの「ほろ苦いシュークリーム」。 フォアグラにほんの少しのキャラメルを添えて、シューでくるむ。 濃厚さが増したように感じた。 そして、2皿目からすごかった。 「クスクスを挟んだ子持ち鮎と青トマト」。 この鮎が素晴らしくて… 芳ばしい鮎の香りと、フクフクのやわらかい身。 ほろほろと崩れそうなその身をクスクスを挟みながら口に運べば、 すぐに、天国に連れて行ってくれた。 そして、ちょっと固めの青トマトの鮮烈な酸味とほのかな甘み。 それが舌を覚醒してくれて飽きることが全くなかった。 ワタを使ったソースがまた程よい苦みがあって、奥深くて。 その上コンソメスープを出され、半分ぐらいまで食べたら、かけまわして、味の変化を楽しんでほしい、とのこと。 カンペキにやられる。 3皿目が、「黒アワビと天草の緑竹」。 アワビの身のコリコリとしょっぱさのある肝ソース、それがしゃっきり爽やかで爽快感すらある緑竹が受け止める。 4皿目「鰻のローストと杏子茸」。 この鰻がまた…。 表面の皮はほどよくカリカリで身はふっくらほろほろ。 その味わいを下に敷いた細かく刻んだ杏子茸とマッシュポテトが受け止めて。 全部が一体になったときの感動は半端ではないのだ。 パスタが熟成牛と根菜のガルガネッリ。 根菜は蓮根とごぼう。パスタで出てくるのは初めてだが、これらが、濃厚な熟成牛の味をしっかり受け止めて、その上で弾力の強い短いパスタのガルガネッリがまとめる。 これまた、カンペキ。 お肉は「青首鴨の炭火焼 銀杏添え」。 秋らしい一品。 鴨が、実にやわらかく、そして、しっかり火が通って、たまらない味に。 カンテサンス仕込みの火入れのレベルがまた上がった気がした。 骨付きの部分は直につかんでむしゃぶりつく。その野趣と、味の深さ。 ほのかに、かすかにカレー風味がついた銀杏が、また、いいアクセントになっていた。 そして、口直しの「巨峰ソーダ」。 プチプチが楽しくて。 デザートが「黒イチジクのタルト アーモンドアイスとクラッシュしたクッキーを添えて」。 これがまたカンペキ。 キャラメリゼした黒イチジクが、まるでお菓子のように外のキャラメリゼと内側の果肉のねっとりした柔らかさのコントラストが絶妙。 そして、アーモンドアイスの濃厚さと、クラッシュしたクッキーの食感。 全部がまた相まって、素晴らしいデザートになった。 感動した印象深い夜。 なんという素晴らしい一夜なのだろう。 レストランの神様に感謝したい。
by TOMOiwsk
| 2011-10-09 23:09
| 美味なる時間
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